高木智也
ベトナム国籍の元技能実習生の女=死体遺棄罪で有罪判決=に無許可で妊娠検査薬などを販売したとして、兵庫県警は25日、同国籍の男女2人を医薬品医療機器法違反(無許可販売)の疑いで逮捕したと発表した。元実習生は堕胎薬を服用したとも話しており、県警が関連を調べている。
国際捜査課によると、2人は無職ファム・ティ・トゥエット(33)=熊本市西区池田1丁目=と派遣社員ホアン・ヴァン・ホン(33)=同市北区龍田8丁目=の両容疑者。5月12日、国の許可を得ずに妊娠検査薬などを計3万5千円で元実習生に販売した疑いがある。トゥエット容疑者は「医薬品を販売しているが、許可が要るとは知らなかった」、ホン容疑者は「販売したことはない」と否認しているという。
元実習生は死産した男児の遺体を兵庫県丹波篠山市で遺棄したとして今月、有罪判決を受けた。この元実習生の供述から両容疑者が浮上したという。
同課は、口座記録などから2人が1~5月に在日ベトナム人ら約400人に計約600万円で医薬品を販売したとみて調べている。(高木智也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル